第9期 合格者の体験記 (2016年)

N. S. 薬剤師

私は現在、山形県の保険調剤薬局で薬剤師をしております。

これまでの経緯をお話させて頂きますと、私は、農学部農芸化学科を卒業後27歳まで、有機無農薬農業に従事しながら加工までを一貫して行っている地元のお百姓さんグループのところで学びながら、新規就農の準備をしておりました。

しかし、2歳の時にアトピー性皮膚炎の診断を受け、20歳までに使用していたステロイドの影響により、全身火傷の状態を繰り返すようになり(結果的には脱ステロイドをしたということになりましたが)、加えて10代半ばからの様々な不定愁訴が徐々に悪化したために、28歳の時に、百姓になることを一旦諦めました(現在はマイペースで土との対話を楽しんでおります)。

そして、何故自分の体がそのような状況になったのかを調べていくうちに、これはステロイドの乱用による医原病、薬害だったのだとわかり、薬と向き合うべく、34歳の時に薬学部に入学致しました。

これらの症状がすっきりと消えたのは、39歳頃です。

薬学部時代は、特に4年生(37歳)のころは葛藤のピークでしたが、5年生の時に実習に出た頃から、東洋医学(特に漢方、鍼灸、氣功)、ホメオパシーとの出会い、また、農業、食品、その他の様々な分野の方々との素晴らしいご縁を頂き、心が変われば体も変わるということを実感、気がつけば心身共にとてもすっきりした状態になっていました。

以上のような経験を踏まえて、私が薬剤師になったのは、薬を使う前に出来ることが沢山あるのだということを知って頂きたいと思ったからです。

その為の確かな情報を得たいと思い、この度、分子整合栄養医学の本講座を受講させて頂きました。講義の内容はとても素晴らしく、生化学をベースに、腸内バランスと心と体、精神医学の実態、遅延型フードアレルギー、血液検査データの読み方、副腎疲労、低血糖症、歯科の水銀中毒の実態などと多岐に渡り、毎度毎度楽しく学ばせて頂きました。

特に副腎疲労のお話は、ステロイドの大量投与により副腎が疲弊、委縮しているであろう私にとっては、とても大きなヒントになりました。また、講座全般を通して、不自然な状況からのアンバランスな状態を、より自然な、バランスのとれた状態に戻していくことが、人のからだ(人だけではありませんが)をとらえる上での基本ではないかなと、自分なりに理解しました。

分子整合栄養医学を学ばせて頂いたことは、自分の体で何が起きているのかを知る手段の1つとして、とても有効であるなと思いました。私個人としては、基本的には「自分の体は自分で治す」ということが、とても大切であると考えています。その為には、自分の体を知ることです。知ればあの手この手で、自分で何とか出来ると思うのです。

その為のヒント、確かな裏打ちのある情報を、講師の先生方には、熱い想いとともに本当に沢山教えて頂き、勇気を頂き、学んだそばから早速薬局で実践させて頂きました。そして、講座を受講された方々との素晴らしいご縁もとても有難く、心強いものとなりました。この様な機会を作って下さった事務局の方々には、本当に感謝しております。

様々な世の中、医療の現実を知るにあたり、少しずつでもしっかりと情報をお伝えするべく精進して参りたいと思っておりますので、今後ともご指導頂けますよう、宜しくお願い致します。本当に有難うございました。